社員の数だけキャリアがある

三井不動産ホテルマネジメントでは、主に人事面談をもとにキャリアが決まっていくため、当社でのキャリア形成は従業員によって様々です。
従業員一人ひとりが働き甲斐を持って勤務できるよう、評価や自身のライフプランに合わせて、様々な働き方をしています。

My career

私のキャリア形成

上記はあくまでもキャリアの一例。
では、当社で働く社員が具体的にどのような
キャリアを歩んでいるのか?
当社で活躍する社員のキャリア形成の歩みを
ご紹介します。

CASE01 新卒入社社員

フロントの経験を武器に、
自分の目標に向かって
さまざまな業務を吸収していく。

本社事業推進本部
セールス&マーケティング部

2015年入社

千葉 悠貴

Yuki Chiba

1年目~フロント
スタッフ

日々、さまざまなお客さまの応対をする。
それが、経験と自信につながる。

三井ガーデンホテル岡山の配属となり、主に夜勤業務を担当。時間帯責任者(インチャージ)を目指し、基礎となる宿泊オペレーション、インチャージ補佐(時間帯責任者補佐)について勉強した期間でした。三井ガーデンホテル岡山は総客室数が352室と当社内では大型で、かつ単泊のお客さまが非常に多かったため、1日に到着されるお客さまが200組を超える日も珍しくありませんでした。フロントに立ち寄るお客さまは本当に十人十色で、お客さまの応対をした分だけ自分の経験値が上がっていると感じて、日々やりがいを感じていました。

4年目~開業準備室
スタッフ

開業準備、開業の経験。
そして、フロント以外の多彩な経験を得る。

五反田開業準備室に配属され、私は共用部・客室備品の納品や新規採用のアルバイトの方のメンター(悩みや疑問を解消するためのサポート役)を担当。五反田の新規開業メンバーとして集まったのは当社各ホテルのインチャージクラスの方ばかりで、既にそれぞれがオペレーションの考え方を持っていました。そのため中々意見がまとまらず、開業前日まで業務フローの話し合いを行っていましたね。
開業後は、日勤と夜勤のインチャージ、防火防災キャプテン、予約業務を担当。今まではお客さま応対がメインでしたが、徐々に事務的な仕事が増えてくるように。顧客満足度向上のためのウェルカムドリンクや冷たいおしぼりの導入の企画立案など、多岐にわたる業務を経験することができました。

6年目~本社
セールス&
マーケティング部

オペレーションの基礎を吸収した
岡山時代。
基礎があったからこそ、いろいろなキャリアを描ける。

2020年から新設されたセールス&マーケティング部のレベニューマネジメントチームに異動。主に、担当ホテルの売上げを最大化すべく、様々な観点から需要を予測して客室の販売価格を決めています。基本的には2 人1 組で動くため、チーム感が強いのが魅力です。もちろん、上司と部下の関係はありますが、目指すべきゴールの共通認識を持ち、ゴールまでの過程についてお互いに意見を言い合える環境にとてもやりがいを感じています。
そんな私の今があるのは、三井ガーデンホテル岡山に配属された3年間があったからこそ。経験豊かな先輩方からオペレーションの基礎を丹念に教えていただいたことで、異動先の開業準備室や本社で仕事をする上で非常に役に立っています。

CASE02 管理職

スタッフが楽しく働ける環境へ。
そのために、まずは自分が楽しく働く。

本社 総務人事

2006年入社

相場 香折

Kaori Aiba

1年目~フロント
スタッフ

各セクションと協力してお客さまをお迎えする一体感がやりがいに。

中途で入社し、三井ガーデンホテル蒲田に配属。どのようなサポートをすればお客さまに喜んでいただけるか、また来たいと思っていただけるかを想像しながら業務を行っていました。2~3年目に夜勤のインチャージ(時間帯責任者)を任され、お客さまとお話する楽しさだけでなく、宿泊、レストラン、清掃など、各セクションのスタッフと協力し、コミュニケーションをとりながら、一体感を持ってお客さまをお迎えすることにやりがいを感じるようになりました。

7年目~開業準備室
リーダー
※開業後 宿泊支配人

リーダーから、組織全体を俯瞰して見るマネジメントの視点へ。

三井ガーデンホテル大阪プレミア開業準備室へ異動。当時は、ガーデンブランドの知名度が関西エリアでは低く、関西初のプレミアブランドのホテルとなるため、法人企業や旅行代理店に、飛び込みで営業をしたり、宿泊プラン作成や、広告計画にも力を入れ、販促や集客効果をあげるよう努力しました。また、新規採用者の半分がホテル未経験者だったので、研修にも注力。ホテル未経験者のスタッフがこの仕事に魅力を感じ、成長していく姿が何よりうれしかったですね。開業後には支配人を任され、チームを率いるリーダーから、ビジョンを掲げ実行することの大切さを学び、多くの人を動かしてホテルを運営していく面白さを感じることができました。

9年目~本社 総務人事
マネージャー

今後も、ホテルの核である「人」に関わり続けたい。

新規採用者や開業ホテルスタッフの研修を担当。新人の教育状況は、ホテルごとに異なるので、なるべく現場へ足を運んで生の声に耳を傾け、教育に対する課題を把握するようにしています。研修を受けたスタッフと会った時、自身の成長を話しに来てくれると、非常に感動しますね。私は、三井ガーデンホテル大阪プレミア時代に、新人育成にやりがいや面白みを感じていたので、今後も研修や人の成長などに関わっていきたいと周りに話していました。それが叶い、全社の研修担当に配属してもらえました。今後も業務の幅を広げるため、新たなフィールドで貪欲にチャレンジしていきたいです。

CASE03 専門職

宴会、CS、フロント…。
すべてが必要な経験だった。

宿泊部

1993年入社

山口 紀子

Noriko Yamaguchi

1年目~宴会予約
スタッフ

ホテルとしてではなく、「私」を評価してくれた。

中途で入社し、周辺企業の宴会や会議、個人利用では婚礼二次会や七五三会食等の手配を担当していました。先方企業の担当者様とは、年間を通してのお付き合いが多く、異動や定年退職の際にホテルまでお顔を見せに来てくださるお客さまも。よくご利用いただいていたある企業の担当者様が異動になり、後任の方が来館された際、「年間行事の引き継ぎ資料に『三井ガーデンホテルの山口さんに相談する』と書かれていました」というお言葉をいただいたときは、自分なりに一生懸命やってきたことが無駄ではなかったと、やりがいを感じました。

9年目~CS担当
リーダー

お客さまの満足向上のための取り組みを推進。

当時はいろいろなホテル出身者が集まっていたため、立ち姿やお辞儀の仕方などがスタッフによってバラバラ。その状況を打破するために、各ホテルにCSインストラクターを設置し、基本接遇の統一化を推進しました。どこのホテルの応対も間違っているということではないので、スタッフに教えていくのに大変苦労しましたが、「ガーデンスタイル」と銘打って統一していくことは、非常に楽しい経験でした。

20年目~ロビーアテンド
チーフアテンダント

価値ある仕事を、誇りをもって続けていきたい。

ロビーでお客さまのお迎え・お見送り、レストラン予約、観光案内などを担当。私の強みは、お客さまの持ち物や服装、視線、足の向きなどで、どのようなご用件でホテルにお越しになったのかを瞬時に察知し、適切にお声掛けができることだと思っています。それは、これまでにフロント業務やCSの取り組みに携わってきた経験があったからこそ。今後は、自分が培ってきた経験を活かし、後輩への指導・育成にも注力していきたいと考えています。

CASE04 管理職

これまでの経験が今の自分の糧に。
これからも、楽しみながら
新しいことに挑戦したい。

MGH Mitsui Garden Hotel
台北忠孝 総支配人

2003年入社

戸田 真人

Masato Toda

1年目~フロント
スタッフ

ホテルのおもてなしは、スタッフ全員でつくるもの。

中途で入社し、三井ガーデンホテル広島に配属。ホテル内には宴会場やレストランもあり、お客さまはさまざまな目的で当ホテルを利用されていました。そのため、宿泊のことだけ分かっていればいいのではなく、宴会場やレストランの予定などあらゆる情報をスタッフ全員で共有することが重要でした。ホテルのおもてなしは、自身の接客スキルはもちろん、一緒に働くスタッフとの連携があるからこそ成り立っているのだと実感した瞬間でした。

6年目~レベニュー
マネジメント

過去最低の売り上げから、予約業務の難しさと面白さを知る。

三井ガーデンホテル岡山へ異動し、レベニューマネジメント業務を担当していました。従事し始めて数カ月か経った頃、リーマンショック後という逆風があったものの、過去最低の月間売上を記録。自分の中でショックが非常に大きく、これまで私は何をやっていたのだろうと猛反省しました。同時に、売り上げに対する意識が格段に高まり、いかに高単価で予約が獲得できるのかを必死で学びました。予約業務の難しさと面白さに目覚めたきっかけです。

10年目~マネージャー

ホテル全体のことを考えるのが、責任者としての使命。

10年目でレベニューマネジメントのマネージャーとなり、その後、オペレーションマネージャー、三井ガーデンホテル札幌の総支配人と、マネジメント業務に従事してきました。当たり前のことですが、スタッフだった頃と比べると、マネジメントする立場ではもっと視野を広げてホテル全体のことに目を向けるようになりました。現状をどう改善していくか、いつ、誰が、何を、どうやって、費用はいくらで…。そういった答えのない答えを模索し、その結果お客さまの喜びにつながったとき、非常にやりがいを感じますね。

16年目~台湾開業準備室
室長
※2020年開業後 総支配人

当社初の海外でのホテル開業を目標に、さまざまな視点で考える。

当社として初の海外出店のため、前例がないのはもちろん、日本とやり方が異なることも多く、思い通りに進まないことがほとんどです。一方で今までの経験や知識をフル活用して一から作り上げるという点では、非常にやりがいを感じています。まずクリアしなければならないのは、安定して運営ができる体制を構築していくことだと思うので、今までの当たり前を当たり前と思わず、いろいろな視点を持って取り組んでいきたいと思います。会社の行動指針でもある、「楽しむ」ために「考える」、「できないと決めつけない」で「やってみる」をモットーに、これからも楽しみながら新しいことに挑戦していきたいですね。